noplanな blog

グループ展 終わりました ありがとうございました。

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あまり告知をしなかったのにもかかわらず

沢山の方々にわざわざ足を運んでいただき 本当にありがとうございました。

長くなりますが、伝えきれなかった部分について、

作品の簡単な説明と、自分の今後の励みとするために

はじめての写真展を省みたいと思います。







きっかけは、昨年のSNAP展を観にいったのがはじまりです。

写真友達のサムさん達から、「めいちゃんも、来年やる?」と言われて

「あー そうやねぇ」みたいな 中途半端な返事を返しただけでした。

その後高松に転勤し 環境が変わり

写真展の日程が正式に決まってしまい ほんまにやるのかー みたいな

という訳で はじめての写真展に参加することになりました



テーマは、1回目の4人→8人 2倍に増えたこと、

2回目の開催 ということで 「2トーン」

アイデアが全くないまま 9月に入り

10月に日程が決まってから動き出しました



そのときには 香川という土地が 写真をやっていくのに

ものすごく大変な土地だと思い知らされ

大手カメラ店に指定通りにやってもらえなかったり

あまりの態度の悪さなどにやられっぱなしで 写真を撮ることができずにおりました

本来 「写真」という、こんな楽しい遊びに お客さんに知恵を授け、 

一緒に楽しむことができる、頼りになる存在である カメラ屋さんが 

そんな状態で、皆無で 精神的にとても辛かったです

香川の写真店は色々リサーチつくしても

結局現像する工場は、だいたい大手の1つの工場に集約されるという事実です。



カメラの〇〇〇ラは、ほんまに・・・何度怒鳴り散らしたことか・・・

だったら 自分で現像したほうが確実で早いという結論に至り

カラー写真の撮影をやめて、

1冊の本をたよりに 独学でモノクロ 自家現像 という道のりを歩むことにしました。

その矢先 9月はじめに 自分の部屋に暗室を手作りしている方と偶然出会い

モノクロの手焼きプリントしかやってないその人に大きく助けられることになります。


この時にテストプリントした甲子園の写真についた、亀オヤジさんのコメントのやりとりがヒントになり、

「甲子園の写真で2トーンを表現しよう」と テーマが決まりました




10月下旬 友達に、打ち合わせに同行してもらい

展示場所や 光の当たり具合を確認

その時に 写真をどう展示して、どのように見せるか 確認し 

友達は 手焼きのプリント作業に入り

わたしは 写真のレイアウト、展示の作業をこなしました



わたしの展示場所は 2階の吹き抜けのしっくいの壁の部分

モノクロプリントを 額装せずに見せたいという強い希望があったので、

印画紙を、壁に直貼りすることを考えていたのですが

大工である友達から 

「ここのしっくいの壁はとてもいい仕事をしているから、

直接貼って傷をつけてはいけない」といわれました。

Rカフェというお店自体 大学で建築学科を学んだ学生達の

卒業制作で作られた 手作りのお店です。

しっくいの壁も プロの左官さんではなく

オーナーである ユミさんや メンバーが

手間をかけて 自分たちで塗った壁です。 

プロ級のきれいな仕事だと友達は言いました。



という訳で、展示スペースのサイズにカットしたベニヤ板にペンキを塗って、写真を貼り、

そこにすっぽりはめこむという形にしました。

板とペンキを用意したのはいいのですが、

我が家はマンションのため、 ペンキを塗る作業スペースがなく

お隣さんなどにご迷惑をおかけする、という事になるため

どうしても あきらめなければいけませんでした。

ペンキの色も、しっかりと イメージがあったのですが

どうしてもだめでした 住宅事情で あきらめました

よって 安いベニヤ板に そのまま 釘で打ちつけただけという

究極にシンプルな展示にしました

ってゆうか、お金もなかったので、 とにかく安く安く!



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[写真説明]

使用カメラ:Nikon F3
レンズ:Nikkor 50mm f1.4
フィルム:Kodak Tri-X / 自家現像
印画紙: イルフォード・マルチグレードIV RCデラックス(MGD)



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おそろいのユニフォームを着て応援する親子


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「銀傘(ぎんさん)」の様子 内野に大きく広がった鉄骨がたまらん。



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この画像はオリジナルプリントではありません。
昨日西宮にある、Frame*という写真屋で出会った人が
とても気に入ってくださったので、差し上げました 

手に取ってみれば見るほど味わいがでる。自分の写真でも貴重な1枚



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蔦のからまる壁と7番ゲート 試合の終わりに。


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シート



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銀傘を支える支柱のせいで、見えにくい座席があります。
でもかっこいい!



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支柱。広告がはいってます 
これは、プリンターである友達の、個人的な思いいれの強い1枚です。
正面にある小さな電球 このディテールを出すために大変な手間隙をかけてくれました




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私が野球以外に好きなのは そこに集う人間模様
プロのカメラマンたちの動きを追うのも好きです。
大きな大砲みたいなレンズを抱えて、集中して仕事中。
デジタルで撮ったその場から、会社へ送信していました。
手前は、ずっと眠った子どもを抱きながら観戦していたお父さん。


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桧山がすきなのかな 代打で、ネクストバッターズサークルに入る桧山を見て
大きな声でいっしょうけんめい叫んでました。
でも、バッターに入ることなく 桧山はベンチに戻ってしまって、とても残念そうでした。



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ホームに帰り ベンチの仲間に迎えられる選手達と
拍手で興奮が起こるお客さん 次にバッターボックス向かう背番号6番は、
鉄人4番バッター 兄貴金本。 男の背中。色んな気持ちの交錯する一瞬。
ネットでは、ディテールが再現できないのが本当に残念です。
印画紙だからできる情報量のある1枚になったと思っています。



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内野席バックヤード スタンドとは違う 落ち着いた空気が流れます



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銀傘の支柱 本当は、もっと濃い目に焼きたかったんだけど、
近づいてみてもらうことができない位置の展示だったので、
なるべく分かりやすく 浅めに焼いてもらいました。
80年の年季を感じました。



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父 60歳 野球は欠かさずずっと観ている 何十年?
オカンに展示写真を見せたとき、「おとうさん これ嫌がるで」と言われたのですが、
還暦 定年 記念にどうしても展示したかった1枚です。
父に内緒で展示



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内野席バックヤードの天井
改装が終わる頃には、この天井もないのかなぁ・・・




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唯一のカラー写真 中国製のトイカメラ「ホルガ」で撮りました。
この写真だけ、高校野球を観に行った時の写真です。

手は、走友のり姉さんとっぷばったーまもるさんと、
優勝した佐賀北高校の試合を見ていました


この写真は、リバーサルフィルムですが、現像をネガフィルムの処理で行う
「クロスプロセス」という特殊な処理で現像&さらに1.5段増感し
カラーバランスを崩しています

大きくプリントしたくて、カメラ屋を何件も回ってお願いしたのですが、
ましかく写真は受け付けてもらえないお店が多くて
納期が間に合わない
本当に苦労しました。

結局、フィルム写真なのにスキャンでjpegデータにして、
「デジタルプリント」することに。 

そのプリントすらもきちんとやってくれるお店がなくて、 泣きました。

その顛末を見守っていてくれた、中崎町の「one plus 1 gallery」のオーナー
ヤツタニさんが 助け舟を出してくれました。
お陰で、写真展前日に ラボを見つけることができ、いい店員さんに巡りあい
何度も色味を調節しながら最適なものを出力してくれました。
ヤツタニさん ありがとうございます。 本当に感謝いたします。



という訳で、 わたしの2トーンは、モノクロだからではなく

写真→わたし

プリント→友達


という 2人の表現で2トーンというわけです。

何日も徹夜して、15枚の写真に100枚近くの印画紙を焼いてくれた

彼に感謝します。

行ったことも、見たこともない甲子園の熱気、80年の歴史のたたずまい

空気を感じて暗室でトーンを探るのは計り知れない苦労だったと思います。

全てナイターの写真です。



私の思いとしては、やはりモノクロ手焼きは

お客さんに、近づいて見てもらいたいという希望がありました。

しかし 展示場所が、お客様から一番遠い 近づけない場所でしたので、

私の好みである「暗~いトーン」に仕上げず、

遠くからでも見やすく 分かりやすい写真を選定し、

メリハリのついた 一般的なトーンで焼いてもらいました。




80年の歴史と、変わってしまう甲子園の姿は、阪神ファンでなくても

日本に残る歴史的な建築物だと思います。

銀傘も役目を終え 新しい姿になっても、

プロのスター選手に会える興奮や、そこに集う人々の気持ちは

将来100年経っても 変わらないと信じています。





東京 大阪 岡山 香川などなど 遠方よりはるばるお越しくださったみなさま

そして、わたしを誘ってくれたサムさん 一緒になった7人

ありがとうございました

ありがとうございました。


luckyMay
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by luckymay | 2007-11-27 20:59 | おしらせ